周辺環境への配慮
■ 工事場所周辺への安全対策
- 解体工事場所はエコルセンターの敷地内北西の角になります。
- 工事範囲は、鋼板製囲いで区画します。
- 誘導員を配置し、場内通行者車両、工事車両の誘導にあたります。
■ 解体物の場外搬出及び工事車両
- 大型工事車両は下記の主要運行ルート図に沿って運行します。
- 解体物は可能な限り分別解体を行ない、再資源化施設へ搬出します。
- 工事車両の駐車・待機場所は、ふれあいの森駐車場の一部を借地して確保します。周辺道路上での待機・駐車車両が無いように指導・管理します。
- 工事車両が場外に出る際に、車輪に付着した土や粉塵をタイヤ洗浄機により除去します。
- 積荷は、飛散防止を図るとともに、過積載の無いようにします。
- 工事車両の分散化を図り、交通渋滞を招かないよう努めてまいります。
- 工事車両のアイドリングストップやエコドライブを徹底します。
- 工事車両には、下記に示す提示物を明示し、識別できるようにします。
■ 大型工事車両の主要運行ルート図
■ 工事中における周辺環境対策
ダイオキシン類対策 | |
区画、密閉養生 | 粉じん等が漏れる事の無いよう、建物を養生テープやシート等により密閉します。 |
負圧化 | 区画内の気圧を外部より下げた状況で作業をすることにより、粉じん等が外部に漏れることがないようにします。 |
集じん | 高性能フィルターを備えた負圧除塵装置で内部の空気を処理し、粉じん等が外部に漏れることがないようにします。 |
ダイオキシン洗浄汚水処理 | ダイオキシン類除染汚水は、汚水処理設備にて場内でリサイクル利用し、最終処分時に産廃にて適正処理します、周辺環境を汚染する事はありません。 |
粉じん対策 | |
飛散防止養生 | 建物等の解体作業に先立ち、枠組み足場とシート等により粉じんの飛散防止養生を行います。 |
散水 | 解体作業中は高圧散水設備を設置し、随時散水を行い粉じんの飛散防止を行います。 |
騒音・振動対策 | |
建設機械 | 低騒音・低振動型建設機械を使用し、施工方法や工程等を十分に検討して建設機械の集中稼働を避けます。 |
工事用車両 | 資材等の搬入時期・時間帯の分散化を図り、車両の集中を避けます。 |
雨水対策 | |
雨水による濁水防止 | 建屋解体期間中は貯留・沈砂池を設置し泥を沈殿させて濁水処理装置にて処理した後に放流します。 |
■ ダイオキシン類等の調査
周辺環境へのダイオキシン類等拡散防止、作業員のダイオキシン類ばく露防止等のため、作業開始前・除染作業中・付着物除去後・ごみ焼却施設解体中及び作業後にダイオキシン類等の調査を行います。
調査時期/調査項目 | 作業前 | 除染・ごみ焼却施設 解体作業中 |
作業後 | 備考 |
周辺大気 | ○ | ○ | ○ | 空気中のダイオキシン類、アスベスト粉じん、SPM |
土壌(標準砂) | ○ | ○ | ○ | ダイオキシン類、重金属 |
水質 | ○ | ○ | ○ | ダイオキシン類、重金属 |
騒音・振動 | ○ | ○ | ○ | |
土壌測定 | 基礎下の土壌測定(基礎解体時に実施) | ダイオキシン類、重金属 | ||
SPM | 解体工事期間中の連続測定 | |||
雨水排水 | 解体工事期間中の連続測定 | 濁度、PH | ||
騒音・振動 | 解体工事期間中の連続測定 |
■ ダイオキシン洗浄汚水処理フロー
管理区域内の洗浄は、水洗いを行い、洗浄後の汚水は、下記のように処理します